音楽をする人間にとって、生きる目的とは [ピアノ]
先日、ある集まりにご招待いただきました。
以前、中学校の非常勤講師をしていた頃にお世話をいただいた先生方からのお声がけでした。
校長先生のお宅に、8名ほどの先生が集まり、美味しいお料理とお酒をいただきました。
この中学校での勤務は、もうだいぶ昔のことになりますが、今でも、こうしてお声がけいただいていることに、心から感謝しております。
校長先生は、私のリサイタルにもお越しいただくなど、大変お世話をいただいています。
私の演奏を聴いて、クラシックが好きになった、とおっしゃっていただいている貴重な方です。
そこからマーラーやブルックナーなど、骨太な作品も聴くようになったとか。
そうしたきっかけとしていただいたことは、何より貴重で有難いことだ、と感謝しています。
音楽をする人間にとって、一つの生きる目的が、
「音楽の素晴らしさを、多くの人に伝えること」
それが少しでも出来たのでは、と嬉しく思っています。
昔の音源に、留学時代の自分を振り返る [ピアノ]
私のピアノの音源を、「オントモ・ヴィレッジ」というサイトにアップしていただきました。
演奏は、ドイツ留学時代に先生の勧めで収録させていただいたときのもの。
今あらためて聴いてみて、あの頃の、音楽に対して真摯に、そして情熱を持って向き合っていた自分を思い出しました。
特に、友人の神田晋一郎氏の作品は、私にとっても大切な音源です。
今回ご担当者様には、こうした機会をいただき、心から感謝しております。
出会いに感謝 [ピアノ]
有難いことに、私はたくさんのピアノの先生方との出会いをいただいています。
どの方も、あたたかく、ピアノ教育への情熱に溢れ、愛情に満ちている方ばかり。
そうした先生の輪のなかにいると、自分もその流れを感じ、パワーをいただきます。
自宅で教えるピアノの先生は、孤独です。
けれども、自分と同じく、熱い思いを持った先生は、周りにたくさんいます。
そうした存在を知るだけで、きっと孤独ではないと感じることでしょう。
どの先生も、音楽やピアノ、そして教育に対する思いは、同じですね。
ピアノの朝連をして思うこと [ピアノ]
私は朝早いこともあって、早朝にピアノの練習をすることがあります。
ですが、さすがに朝4時から普通の音で練習することもできず、ピアノに装備されている消音フェルトをオンにして練習しています。
これだと、確かに音は弱くなるのですが、ピアノの音色を求めるべくもありません。
そこで、ではありませんが、「ナイトーン」という消音装置の情報をキャッチ。
★ナイトーンについてこちらのブログで詳しく↓
http://ameblo.jp/piano-ya/entry-11107658470.html
まだ試弾したわけではありませんが、どうやらピアノの音色はそのままに、音を10分の1にまで消音できる優れモノだとか。
現役調律師さんが開発された、特許も取得済みの商品のようです。
防音室を作るわけにもいかない、けれどもヘッドフォンで弾くのには、耳が痛い。
そういう悩みを抱えている方には、もしかしていい情報かもしれませんね。
ポジティブであること、軸があること [ピアノ]
ありがたいことに、私は著名なピアノ教育家の先生にお会いする機会が多くあります。
お話をお聞きして感じるのは、どの先生も、「ポジティブ」であること。
何事も、自分なりに楽しむことができる、考え方をいつも「楽しい」という軸に据えている。
そうした先生は、自分だけでなく周りの人までを巻き込んでいきます。
同じようにポジティブな人が集まり、またさらにその人達を楽しませる。
そうしたことができる人は、自然と人脈が広がっていき、いろいろなチャンスも広がっていきます。
物事にいいも悪いもありません。あるのは、それを自分はどう捉えるか。
苦しいとき、何かに迷った時こそ、ポジティブに捉える。
生きるうえで、自分の軸は大切にしていきたいものです。
続・生徒さんにもらった小さなもの [ピアノ]
先日、生徒さんに四つ葉のクローバーをもらいました。
そのことを他の子にも伝えたところ、今度はその子から、「六つ葉のクローバー」をもらいました。
今まで生きてきて、六つ葉のクローバーを見たことはなかったので、感動しました。
どうやら、私にあげるために、かなり必死に探したようです。
その姿を想像して、また心がじんわりしてきました。
セロハンテープで、たどたどしくも、ラミネートらしく貼りつけた六つ葉のクローバー。
その思いと一緒に、大切にしようと思います。
風が吹くと鼻がうずく [ピアノ]
やはり今年も花粉に悩まされる年になりそうです。
去年は、ちょうど海外に行く予定があったのですが、現地でも鼻は改善せず。
鼻炎スプレーが大活躍しました(笑)
あとは、鼻が赤くならないティッシュペーパーですね。
辛い季節ですが、乗り切っていきましょう。
時は、金以上なり [ピアノ]
時の経つのは早いもので、もう今年も3月後半。
今年も残すところ、あと285日です(笑)
私のカレンダーには、「今年はあと何日」と分かるようになっているので、残り日数はいつもチェック。
年末になって、「今年も残すところあとわずか・・・」になってからでは遅いので、いつも意識をもって生きるようにするための工夫ですね。
いつも思うのは、「今年はどれだけのものを残せるだろうか」という点。
自分が残したものとすべきこと、そして、今年の残りの日数を考えたときに、あとどのくらいで何をすべきか、が見えます。
お金は蓄えることはできても、時間だけは蓄えることができません。
だからこそ、
「時は、金以上なり」
と言うのでしょうね。
ピアノを続けていなかったら [ピアノ]
もし、ピアノを続けていなかったら、
偉大な、あまりに偉大な人間による、素晴らしい音楽に、これほどまでに近づけなかっただろう。
もし、ピアノを続けていなかったら、
楽器を演奏することの喜びや悲しみを、これほどまでに感じることはできなかっただろう。
もし、ピアノを続けていなかったら、
自分を高めてくれる人々に、これほどまでに会うことはできなかっただろう。
もし、ピアノを続けていなかったら、
自分の周りの人に感謝する大切さを、これほどまでに知ることはできなかっただろう。
もし、ピアノを続けていなかったら、
これからの輝かしい未来を担う子供たちに、これほどまでに出逢うことはできなかっただろう。
もし、ピアノを続けていなかったら、
季節の移ろいや、自然の豊かさ、そしてそこからの恩恵を、これほどまでに感じることはできなかっただろう。
もし、ピアノを続けていなかったら、
人々と喜びや悲しみを共有することが、人生のひとつの目的だと、これほどまでに理解できなかっただろう。
もし、ピアノを続けていなかったら、
生きる上で大切なことを、これほどまでに考えることはなかっただろう。
ピアノを続けていたからこそ、
今の自分がある。そのことに、自分なりの、小さい誇りを感じていたりするのです。
被災地に届いた電子ピアノ [ピアノ]
震災でピアノを無くした子やピアノの先生に電子ピアノを送る、電子楽器支援という活動があります。
この支援活動をされているのは、以前ご紹介した、「あきらめないで! ピアノ・レッスン」の著者、中嶋恵美子先生。
ピアノが好きな人にとって、自分のピアノを無くしたときの気持ちは、想像をはるかに超える辛さだろうと思います。
震災以後、何か自分にできることはないか、とセミナーやコンサートの利益分を義捐金としてお送りしたり、楽譜の支援をさせていただいてきました。
先月になりますが、自宅にある電子ピアノを、宮城県の被災地でピアノを無くした小学生の女の子に送りました。
この電子ピアノは、時間的にグランドピアノで音出しができない時など、譜読み用に弾いていたものです。
私は2008年に、ソロリサイタルを開いたのですが、その準備の時に、このピアノは大活躍しましたね。
そんな思い出のある電子ピアノですが、必要としている人がいるならば、と心を込めてお送りしました。
そして今日、お送りしたお子さんからお手紙が届きました。
喜んでくれている。毎日弾いてくれている。ピアノがうまくなりたいと言ってくれている。
丁寧で、一生懸命書かれた字に、ただ、ただ感動しました。
支援には、いろいろな意見があり、いろんな形があります。
ただ言えるのは、何かしたいという気持ちは、何より尊いものだということ。
その気持ちを、本当に必要としている人に届けること。
これからも私にできることをやっていきます。
※詳しくはこちら↓
http://musestown.livedoor.biz/archives/51968027.html