伴奏でピアノの力量が出る [ピアノ]
昨日は、外部講師として教えている教室での発表会でした。
生徒のみんなは、それぞれ出来不出来はあると思いますが、頑張りました。
私は本番はもちろん大事だと思いますが、もっと大事なのは、それまでに成してきたもの。
そこに満足を感じていれば、たとえ本番が今ひとつでも、必ずつながるものはある。
もし喜ぶ点、反省すべき点があるとしたら、その辺りにフォーカスしたいものです。
私も器楽伴奏で出ましたが、今回もたくさんの先生が伴奏として出演されました。
私は本当にまだまだなのですが、うまい先生は本当にうまい。
聴いていると伴奏にはピアノの力量がはっきり出るなと思いました。
本当に上手な先生は、おそらく「伴奏」とは考えていない。「アンサンブル」と思っているのでしょうね。
その場の音楽作りを最適なものにするためには、ピアノの技術はもちろんのこと、それ以上に「察知力」というものが必要になると思います。
伴奏だからと陰に回るのではなく、寄り添い、時に主張し、トータルで聴き手を満足させる。
まさに、ピアノ弾きとしての力量がそこには如実に表れます。
そうした力量があるのだけれど、いかにも何でもないことのように、さらりと弾いてしまう。
そんな人に、強い憧れを感じますね。
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