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轟千尋先生の「きらきらピアノ こどものピアノ名曲集」 [ピアノ教本]


今日は、轟千尋先生の教材「きらきらピアノ こどものピアノ名曲集」のご紹介です。


ピアノ教育業界において、今最も人気のある作曲家の一人が、轟千尋先生ですね。

様々なコンクールにおいて、課題曲として選定されるなど、先生の作品の真価は広く認められています。
 
また、公開講座でも人気の先生で、各地の楽器店からひっぱりだこです。


この曲集は1~5巻で構成されていて、各巻のレベルとしては、

【1巻】バイエル初級程度~中級
【2巻】バイエル中~上級
【3巻】バイエル終了程度
【4巻】ブルグミュラー程度
【5巻】ソナチネ程度

となっています。


「はじめに」にもありますが、この曲集は、「柔軟な耳」と「感じる心」を育てたいという思いから生まれた曲集です。そのために、作曲家ならではの響きや音楽性を重視したアレンジが施されています。


この曲集には、定番曲から外国の民謡、オーケストラの作品、ミュージカルなど、様々なジャンルの曲が収められています。


子供たちがよく知る、いわば「定番曲」も、アレンジによってその印象は大きく変わります。たとえば1巻でいえば「こぎつね」や「ちょうちょう」など、これまで聴いていたものとは、ちがった印象に聴こえます。

そこには、前述した「感じる心」の部分を、アレンジの際に大切にされている轟先生の意図を感じます。


タイトルに「名曲集」とあるように、これだけは外せない、という名曲も数多く収められています。


注目したいのは、楽譜の「見やすさ」。


音符も見やすい大きさなので、視覚的にも、子供たちが取り組みやすい印象を与えます。既刊の曲集では少し見にくい、と思ってしまう名曲も、この楽譜なら見やすくていいと感じる方も多いと思います。

この辺り、譜面作りにこだわりを感じますね。


また、個人的には定番曲やアレンジ曲もいいのですが、轟先生ご自身が作曲された作品が素敵だと思います。1巻でいえば「おほしさまのおひるね」は、たった8小節の短い作品ですが、何とも味わいがあります。


こうした音の少ないシンプルな曲ほど、音楽の本質を突かねばならないため、作曲者の真価が問われます。その点、やはり轟先生は素晴らしい作曲家であり、多くのメディアから注目される存在というのは頷けます。


まだ発売されて間もない教材ですが、私のピアノ教室でもこれから重宝しそうな曲集です。











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