なぜ同音連打は指を変えるか? [ピアノテクニック]
ピアノの楽譜を見ていると気付きますが、同じ音が連続している時は、指使いをかえるように書いている場合が多いですよね。
ピアノに長年携わってきている者にとっては、同音連打は同じ指で弾かず、指をかえる、というのがいわば「定石」のようになっています。
これに関して、子どもたちは疑問を持つ場合が多いようです。
確かに、同じ音なら同じ指でいいじゃん、というのは当然の思考ですよね(笑)
先日、なぜ指をかえるのか、と聞かれ、いざ考えてみるとどうしてだろう、と少し返答に窮しました。
考えられるのは、速く弾くためには、指をかえた方が良いから、ということでしょう。(ラヴェルの夜のガスパールの連打を同じ指で弾くピアニストもいますが)
ですが、ゆっくりした曲でも、楽譜には指をかえるように書いてある場合が多い。
そこでいろいろと考えてみましたが、この場合、練習を重ねていれば、指をかえたほうが、同じ指で弾くよりも、
「音色を変えやすい」
「ニュアンスをつけやすい」
「強弱をつけやすい」
というメリットがあるのでは、という解答らしきものにたどりつきました。
子どもたちにこれを分かりやすく説明するのは至難の業ですが(笑)
ですが、「そういうきまりだから」とか「そう書いてあるから」という理由ではなく、彼らの腑に落ちる説明ができなければ、やはり指導のプロとしては失格ですよね。
まずは、そもそもなぜそうなっているのか?という「そもそも思考」を常として、あらゆる事象を考える習慣をつけたいものだ、と改めて感じました。
生徒さんから学ぶことは、多いですね。
そもそもなぜこのボタンがあるのか。
押してみてはいかがでしょう。
↓
にほんブログ村
ピアノに長年携わってきている者にとっては、同音連打は同じ指で弾かず、指をかえる、というのがいわば「定石」のようになっています。
これに関して、子どもたちは疑問を持つ場合が多いようです。
確かに、同じ音なら同じ指でいいじゃん、というのは当然の思考ですよね(笑)
先日、なぜ指をかえるのか、と聞かれ、いざ考えてみるとどうしてだろう、と少し返答に窮しました。
考えられるのは、速く弾くためには、指をかえた方が良いから、ということでしょう。(ラヴェルの夜のガスパールの連打を同じ指で弾くピアニストもいますが)
ですが、ゆっくりした曲でも、楽譜には指をかえるように書いてある場合が多い。
そこでいろいろと考えてみましたが、この場合、練習を重ねていれば、指をかえたほうが、同じ指で弾くよりも、
「音色を変えやすい」
「ニュアンスをつけやすい」
「強弱をつけやすい」
というメリットがあるのでは、という解答らしきものにたどりつきました。
子どもたちにこれを分かりやすく説明するのは至難の業ですが(笑)
ですが、「そういうきまりだから」とか「そう書いてあるから」という理由ではなく、彼らの腑に落ちる説明ができなければ、やはり指導のプロとしては失格ですよね。
まずは、そもそもなぜそうなっているのか?という「そもそも思考」を常として、あらゆる事象を考える習慣をつけたいものだ、と改めて感じました。
生徒さんから学ぶことは、多いですね。
そもそもなぜこのボタンがあるのか。
押してみてはいかがでしょう。
↓
にほんブログ村
こんにちは、検索エンジンから辿り着きました。
自分は、指を変えるのは力が入らないように、ということも大きいかと思います。指を変えずに連打してしまうと、手首や肩に力が入ってしまう場合が多いと思うので…
やはりそうなると音色も硬いものになってしまいますしね…
by 通りすがり (2010-11-28 14:25)
通りすがりさん、コメントありがとうございます。
なるほど、同音連打で指を変える理由は、確かにそういうこともありますね。
同じ動きを繰り返すと、人は自然と力が入ります。
それを避ける、という意味もあるのですね。
なるほどなコメントありがとうございました。
by lila (2010-12-15 08:09)