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日本人は速く、そして遅く弾き過ぎる [ピアノテクニック]


ドイツに留学時代の夏、ヴェルニゲローデというところでの特別レッスンに参加しました。

レッスンされた先生は、デトモルト音大の学長も勤められたこともある、フリードリッヒ・シュヌア先生。


今でもその時に受けたレッスンの音源が残っています。

私がその時に見てもらったのは、ハイドンのC-durのソナタ。


先生がおっしゃった言葉で、非常に印象的なものが、

「日本人は、速い楽章はとにかく速く、遅い楽章は本当に遅く弾きすぎる」

というもの。


私の演奏がそうだったから、間接的に総じた注意の仕方をしてくださったのだと思いますが(笑)、確かにその通りだと感じました。


先生が弾いてくださったテンポは、ピアノで歌えるぎりぎりの本当に絶妙なテンポ、しかもその音楽にはそれしかない、と思わせる、完璧なテンポ設定。


とにかく自然で、心地よい時間の流れに沿う、そういう表現がぴったりでした。


お国のものということと、やはり、そこで生まれ育った環境や人種ということもあるのかと思いましたが、私の横で弾いてくださるハイドンに、とにかく感動しました。



ハイドンの他にも、ショパンのスケルツォもみてもらいましたが、その話はまたいづれ・・・。







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