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小さなピアニスト ピアノエチュード [ピアノ教本]

今日は、成田剛さんの「ピアノエチュード」のご紹介。

成田先生は、たくさんの教本を著していますが、主な著書として、


「すてきなピアノ日記 1・2」
「ソルフェージュ 1・2」
「おんがくドリル 1・2」
「すてきなピアノ・エチュード(全6巻)」
「すてきなソルフェージュ(全6巻)」


などが挙げられます。


さて「小さなピアニスト ピアノエチュード」についてです。

成田先生の言葉にもあるように、この教本はピアノを初めて習う子どもたちのために作られています。おおよその基準を、小学1・2年生として、毎週1節の進度で進むことを考えて構成されています。このテキストは、「はじめてのソルフェージュ」と対になって指導するように、という助言もあります。


以下、この教材の要点をまとめてみます。


●幼児の場合は時間をかけて、他の教材とソルフェージュと共にレッスンすると効果的。

●子どもがすぐとけこめるように、題名や歌詞に配慮されている。

●弾くときは必ず自分の手をみて弾くこと、先生の手の形をいつも頭に思い浮かべて弾くことを重要視している。



また、この教材は、

「子どもたちを『ピアノは素敵、音楽が大好き』というように育てたい」

というところに目標を置いています。


そのために、手の形にあまり神経質にならないことを挙げています。確かに、導入期に手の形にこだわりすぎると、楽しいピアノも楽しくなくなってしまいますよね。


多くの導入本と同じく「中央ハ」から広がっていくメソッドです。


また、各曲に歌詞がついていて取り組みやすくなっています。やはりこどもは歌を歌うことが大好きです。

たいていの導入本には、歌詞がついていることから、歌を歌うことの効果が確かなものであると言えるでしょう。



先生との連弾ができるように伴奏がついています。これも導入本には欠かせないものになっていますね。

一人で弾くと味気ない音楽が、先生と弾くことで音楽が広がりをみせるのは、こどもにとってもワクワクするものなのでしょう。


「トレーニング」が各所につけられていて、指の動きを良くする配慮がなされています。


また、楽語や強弱記号も豊富に学べるように配慮されています。


導入本としては、やや進度が早すぎるようなきらいはありますが、無理の無い習熟を目指すように構成されていますので、問題はなさそうです。


私は、日々ピアノ教本を研究しております。その成果を、メールマガジン「1冊3分で分かる!ピアノ教本マガジン」で公開しておりますので、ご興味がありましたらどうぞ。

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