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最近よく聴いているアーティスト [アーティスト]


留学時代に、ハンブルグ大学に通うドイツ人の学生さんと、語学交換勉強会をしていました。

彼は、日本語を学んでいる人で、私から日本語を学び、私はその逆を。


毎週、大学周辺で落ちあってお互いの語学の知識を交換していました。


その彼は、かなりの音楽好きで、いろいろMDに落としては、私に聴いてみて、と渡してくれました。

中でも良いな、と思ったのは「Weather Report」というアーティストの曲や、そのテイスト。

その頃の、春という季節感にマッチしていたのかもしれませんが、よく聴いていました。


最近聴いているのは、デビット・ベノアというピアニストのアルバム。

これは、楽器店の方に車で送ってもらったときに、たまたまオーディオから流れてきていたものです。


ちょっと聴いてみて、「いいな」と思ったので、すぐにアーティストを聞いて、タイトルをメモ。


爽やかな風のようなテイストで、ドライブで聴いたら良さそうです。


Weather Reportも、David Benoitも正直言うと、どういうアーティストなのか全く知りません。

今度、フュージョン系に詳しい音楽ライターの山本美芽さんにお会いするので、ちょっと聞いてみようと思います。









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齋藤寛さんの「心を動かす音の心理学」 [アーティスト]


今日は最近読んだ本のなかで、とても良いなと思った書籍を。

音環境コンサルタントの齋藤寛さんによる著書、「心を動かす音の心理学―行動を支配する音楽の力」です。


この本は、脳科学の見地から、音や音楽がいかに人間に影響を及ぼしているか、と言う点を様々な視点でアプローチしています。


最近はいわゆる「脳ブーム」ですが、音楽が脳に与える影響を、分かりやすい筆致で書いています。


この本のよると、耳に入った音や音楽は、脳のあらゆる場所で処理されている、ということ。つまり、音楽を聴くことは、脳のいろんなところに刺激を与えている、ということなんですね。

だから音楽を聴くと、その音楽が感情に訴えてきたり、ピアノを習ったりすると、学習能力や認知能力に良い影響を与えるのだろう、と思ったりしました。


音楽はIQを高める、とよく言われますが、なぜそうなのか、と言うことも分かりやすく解説しています。

アメリカのある研究では、ピアノを習わせた子供と、習っていない子供とでは、IQが3~3.5も差が出たということ。

また、子供だけでなく、60~85歳の大人に対しての実験でも、記憶能力が優位に改善した、としています。

こうしたデータは、ピアノを教えている先生にとっては、嬉しいデータですね。


それから音楽の聴き方として、落ち込んだときには、楽しい曲よりも自分の気持ちを代弁してくれるような音楽を聴くと良い、というのもうなづけます。

「音楽が持つ感情の共有」という表し方をしていましたが、まさにその通りだな、という印象です。



「音楽でストレスを消す」という章では「自然の音に親しむ」ということを書いています。


私はドイツに留学していたことがありますが、ドイツの街、たとえば中心街を歩いていると気付くのは、そこに「音楽がない」ということです。


東京などでは、どこを歩いていてもお店から音楽が聴こえてきたり、絶えず音楽に触れている状態。

けれども、ドイツではお店以外では音楽はあまり聴こえてきません。


人々が石畳をコツコツと歩く靴音、人々の会話、子供たちの歓声、教会の鐘の音、バスが到着する音・・・そうした「音」が、自然とその「場」を形成しているのですね。

それが、人々の生活感であり、自然に創り出されるBGMとなって、その「街らしさ」になっていたりするのでは、とふと思いました。



書籍の後半では、音楽をビジネスに効果的に活用する方法について、具体的に書いています。


飲食店では、お店の内装や雰囲気も大事ですが、音楽という聴覚情報が与える印象が、多くの部分を占める、ということ。


私もよく感じますが、お店はとても凝っていていい感じなのに、流している音楽でもったいないなと感じてしまうことが結構あります。


以前このブログで、BGMの効果についてちょっと書いたことがありますが、こうして専門家の方がBGMの効果について述べているのを読むと、あらためてその重要性を感じますね。


音楽ひとつで、お店の売上が変わってくる、ということは本当にその通りだと思います。


そういう意味で、この本は音楽関係の人はもちろん、飲食店経営をされている経営者の方にぜひお読みいただきたいですね。


音環境コンサルタント、齋藤寛さんのブログは←こちら








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友人夫妻が被災地でコンサート [アーティスト]


私が懇意にさせていただいているピアニスト、伊賀あゆみさん山口雅敏さんが、いわき市にてコンサートを開催しました。

お二人は、ご夫妻でピアノデュオを結成され、幅広いレパートリーで全国でのコンサート活動を展開されています。


今回のコンサートは、楢葉町の方々が避難生活をされている小学校の体育館でのコンサート。

このコンサートの様子は、福島民友新聞でも取り上げられました。


避難所で大変な生活をされている方々の前での演奏。

お二人は、震災による皆さんのお気持ちを考えると、演奏することに少なからず不安があったといいます。


「音楽の時間を一緒に過ごすことで、少しでも心の安らぎになって頂けたら」

お二人の心からの願いは、会場の皆さんに伝わりました。


熱心にピアノに耳を傾け、中には携帯電話で、電話の向こうにいる方にピアノの音色を聴かせてらっしゃる方もいたそうです。


今回のコンサートは、いわき市在住の先生によって企画・運営された、とのこと。(主催:ピティナ 協力:ピティナいわきステーション 協賛:心の音楽復興基金)


地元の先生の熱い思いが伝わってくるようで、感動します。


お二人の音楽に対する真摯なお気持ち、そして復興を心から願うお気持ちが伝わってきて、とても心打たれました。


このコンサートの様子は、お二人のブログでもアップされています。

「伊賀あゆみのピアノな毎日♪」

山口雅敏"Play Piano Play"



2011年7月2日(土)に、お二人はデュオコンサート「4本の手が魅せる!奏でる!新感覚エンターテイメント」を開催されます。


伊賀さんと山口さんのご活躍、これからも応援させていただきます。










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流行の本質を探る [アーティスト]


よく生徒さんから、最近の話題のアーティストについての話を聞きます。

あまりテレビを観ない自分としては、貴重な情報源です。


どういった音楽が流行っているのか、どういうアーティストが支持を得ているのか。

こういうことは、やはり音楽に携わる者としては、知っておきたい情報です。


ただ話を聞くだけではなく、後日きちんと調べたりします。

できれば譜面も見てみたりします。



子どもたちの心をつかんでいるものは「何」なのか。

その「本質」の部分を探ることは、音楽を含め、いろんなことに役立つのではと思ったりします。








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ヴァイオリン指導のブログならこちら [アーティスト]


私が懇意にしているヴァイオリンの先生がいらっしゃいます。


川合左余子先生という方で、恩師から学んだ素晴らしい指導法を、後進に伝えていきたい、というお考えのもとに、日々のご指導をされています。


15年というご指導歴をお持ちで、ご自分のこれまでの指導法を体系化しようとされるそのお姿には、私も非常に啓発されます。



川合先生は、これまで培ってきた指導法や、ヴァイオリン演奏のコツなどについて、惜しげもなくブログにて情報発信をされています。


それが、こちらの「音に心を」です。



先生もおっしゃっていますが、ピアノにはたくさんの教材や教本、指導書があります。

しかし、ヴァイオリンには数冊しかないそうです。


おそらくヴァイオリン指導を体系化することの困難さや、社会的なニーズも関係しているかと思いますが、習う側も、指導する側にとっても、これは憂うべきことかもしれません。


そんな中、川合先生は恩師が惜しげもなく与えてくれた教授法を、たくさんの人に伝えたい、とブログにアップしています。



こちらのブログでは、実際に生徒さんがヴァイオリンを弾いている動画と共に、指導の解説が掲載されているので、非常に分かりやすいです。


やはり楽器指導に関しては、文字情報だけではなかなか伝えにくいものがありますが、こうした動画で観ることによって、かなり詳細に理解できますね。



ここまで情報を公開しても良いのかな・・・と思うほどのものですが、それだけヴァイオリン指導への熱い思いと、教育者としての使命感を感じてしまいます。


今、ヴァイオリンを指導されている方や、習っている方にはぜひお読みいただきたいですね。


内容は、ヴァイオリン指導に特化していますが、ピアノ指導にも通じるものがありますので、ご興味がおありでしたら、こちらの「もくじ」だけでものぞいてみてください。


川合先生の、今後のご活躍に期待しております。









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「荒川保道を弾く会」大館市民文化会館 [アーティスト]


懇意にしているピアニストがいます。

秋田で代々続く「今村書店音楽教室」を経営しながら、演奏活動をされている今村和佳奈さんという方です。

その方が、3月13日(日)に、大館文化会館にて行われる「荒川保道を弾く会」で演奏されます。


作曲家の荒川さんについて、少し。


学習塾の経営者でありながら、作曲家としても活動されている荒川保道さんは、現在末期ガンで闘病中。

その教え子であるピアニストの方の発案で、このコンサートの開催が実現しました。


主催者である今村さんが、この演奏会の趣旨に賛同し、作品を演奏する方を呼び掛けたところ、

「音楽の力が、何かの助けになるのなら」

と、秋田県内はもとより、遠く神奈川県からもピアニストやピアノ講師が集まりました。



今村さんによると、荒川さんの作品は、

「高い難易度の中に、斬新な響きと甘美なロマンチシズムがある」

作曲家としての荒川さんについては、

「繊細さと強さを持つ芸術家」

と語っています。



現在闘病中の荒川さん、「一人でも多くの人に自分の作品を知っていただき、弾いていただきたい」という思いで作品を書き続ける。


そんな思いを、実際の「音」にするピアニストたちが集まり、実現した今回のコンサート。

きっと、素晴らしいコンサートになるに違いありません。






◆「荒川保道を弾く会」

●2011年3月13日(日) 開場18:30 開演19:00
●大館市民文化会館中ホール
●入場無料
●プログラム(全曲荒川保道作曲)
「哀しみのクリスタル」
「Fantasie」
「幻想小曲集」他

●問い合わせ先< imamurapiano50@yahoo.co.jp (今村さん)>


※関連ブログはこちら






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ピアニストからの香り [アーティスト]


私は朝が早いほうですが、最近は1月だけに、めっぽう寒いです。

そこで、先日のブログで書いたゆず茶を飲んでいますが、続いて紅茶も淹れます。


最近飲んでいるのが、ピアニストの山口雅敏さんからいただいた紅茶。

「マリアージュ フレール」という紅茶専門店のフレーバーティーです。


香りが素晴らしく、気品ある味わいを毎日堪能しております。


興味があったので、いろいろ調べてみたら、1854年創業、35カ国、500種類の銘柄を取りそろえている、フランスの有名ブランドでした。


しかも、ハンブルグの「ALSTERHAUS」にも店舗があることが判明して、思わず懐かしい気分になりました。


フランス帰りのピアニストである、山口さんからの贈り物は、まさにフランスからの香り。

彼の持つピアニズムと同じように、贈り物のチョイスにも、センスを感じます。


しばらくは、この香りにひたる朝を、過ごします。






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「作曲家の発想術」 [アーティスト]



先日、散歩がてら歩いている道すがら、古本屋さんがあったので物色。

本は定価で買わないと、読むときに気合いが入らないので、あまり古本は買いません。

その時は、お金を持ち歩いていなかったこともあり、気軽に店内へ。


新書のコーナーを見ていたところ、青島広志先生の「作曲家の発想術」がありました。


時間の都合もあり、最初の章しか読めませんでしたが、思わず笑いがこみ上げてきます。


特に、池袋の某楽器店での楽譜割引してもらうために苦心するくだりでは、状況が目に浮かんできて、とても面白かったです。


まじめな文体で、おかしな状況を描くところなど、本当に青島先生は文章がうまいです。

これは天性のものなのか、磨かれたものなのか、とても興味がありますね。


作曲家や音楽家を目指す人はもとより、音楽業界に興味のある方なども読んでみても良いと思いました。



その前に、私も最後まで読まねば(笑)





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「武士の家計簿」を観ました [アーティスト]


新年あけましておめでとうございます。2011年も始まりましたね。

お正月はさすがにゆっくりしました。


元旦は「映画の日」ということもあり、久しぶりに映画を観に行きました。

話題の「武士の家計簿」です。


原作は、磯田道史さんの武士の家計簿ー「加賀藩御算用者」の幕末維新 (新潮新書)で、加賀藩の猪山家が残した家計簿がもとになっています。


こちらの原作はもうだいぶ前に読みましたが、かなり面白かったです。

話題の映画ということもあり、早速観に行きました。


内容に関しては、ネタばれになる可能性がありますので書きませんが、武士の生き方や家系を大切にする心がひしひしと伝わってきました。

そういう意味でも、武士の「家系」簿的なニュアンスも感じましたね。


個人的には子役の男の子が可愛くて、良い演技をしているなと思いました。


映画は良いですね。今年は何本観れるか分かりませんが、良い映画で心に刺激を与えたいです。





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青柳いづみこさんの「我が偏愛のピアニスト」 [アーティスト]


日本には素晴らしいピアニストがたくさんいます。

けれども、本当に第一線で活躍できているピアニストは、ほんの一握り。


そんな舞台の光を浴び続ける一流のピアニストは、何を考え、どう生きている(きた)のか。

ピアノに関わる者なら誰でも、そうした部分に興味を持つものだと思います。


先日読んだ本に、青柳いづみこさんの「我が偏愛のピアニスト」(中央公論新社)があります。


この本は、第一線で活躍する日本人ピアニスト10人に、青柳さんがインタビューしたものがまとめられています。


ピアニストがピアニストにインタビューする、というシチュエーションもさることながら、そこから引き出された「音楽観」が、非常に興味深かったです。


何より素晴らしいのは、青柳さんの演奏評。

あたかも自分がそこにいるかのような、情景描写や演奏描写。そして音楽の描写。


一流のピアニストでありながら、これだけの文章をお書きになられる青柳さんには、本当に脱帽です。


10人のピアニストの方の言葉で、特に心に残ったものを、恐縮ながら引用させていただきたいと思います。






「私は音楽を弾いているのであって音を弾いているのではありません」(岡田博美さん)


「作曲家は(中略)全部の音を書いたのだから、ひとつひとつの音に意味があるんだ」(小川典子さん)


「響きの状態としては、私はお客さんのつくる空間が好きです」(小山実稚恵さん)


「演奏するっていうのは(中略)、魚をつかまえているみたいなもので、つかまえたと思ったらいない」
(坂上博子さん)


「芸術の中で生きていこうというときには、クリエイティヴィティーの欠如というのが一番危険」
(廻由美子さん)


「やってあげられないことはたくさんあるけれど、一緒に誰かいてよかったなと思ってもらえるぐらいのことはしたい」(花房晴美さん)


「ピアニストは自分のその場の気持ち、新しい感動がなければ演奏にならない」(柳川守さん)


「さまざまな楽器の特性を肌で知り、それをピアノに反映させる作業がおもしろくて仕方ないんです」
(藤井快哉さん)


「せねばならぬ、でピアノを弾くのはよろしくない」(海老彰子さん)


「本当に僕は、今まで教えた生徒たちに育てられてきたと思うんですよ」(練木繁夫さん)




引用文献:「我が偏愛のピアニスト」青柳いづみこ・著






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