「湯山昭 ピアノ小品集」 [ピアノ教本]
発表会の選曲の際に取り出す楽譜があります。「湯山昭 ピアノ小品集」です。
この曲集では、難易度の割と低いものから高いものまで、全部で34曲が収められています。
どの曲も個性的で魅力的な作品ばかりが収められています。
また、印象的なのは作品につけられた「タイトル」。冒頭でもこうおっしゃっています。
「私が名づけたさまざまな曲のタイトルには、作曲家としての私の熱い思いが込められています」
短く付けられたタイトルから、演奏者は何を読み取り、何を表現すべきかを考える。
そこに、演奏の際の大切な「ヒント」が込められているように感じます。
最初の、レベルが割と低めの数曲は、シンプルながら可愛らしい曲が並んでいます。
ページが進むにつれて難易度も上がっていきますが、魅力的な作品が続いていきます。
「ジーグ」や「不思議なワルツ」「炎のアパッショーナート」などは、個人的に好きな作品です。
普段のレッスンはもちろん、発表会の選曲の際には候補に挙がる一冊です。
★今日の一冊
「湯山昭 ピアノ小品集」
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