音色探しは刺激的なワーク [ピアノレッスン]
昨日、音色についてちょっと書いてみました。
レッスンの中で、生徒さんの音色を変えたいと思ったとき。
まずすべきは、生徒自身が、自分が出している音がどんなものかを知ること、ではないかと思います。
その上で、いい音色とはどのようなものかを教えてあげる。
その比較の中で、探りながら自分にとっての良い響きを探していく。
そうした作業が必要なのではと思います。
私がよくやるのは、たった一音を、自分と生徒さんとで交互に弾くこと。
ペダルを踏んだ状態で、一番いい音色をふたりで探り合う。
餅つきのようにも見えますが、自分が出している音との違いを理解してもらうことが狙いです。
どうすれば自分が出している音が、「いい音」とされている音に近づけることができるか。
生徒さんはそれを必死に考えながら、探します。
そのプロセスのなかに、耳を養う、といった要素があるように思います。
良い音色を知って、自分の音をそれに近づけていく作業は、子供にとっても刺激的なワークのようです。
2012-07-12 20:38
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